目 七首

目より鱗落つる如しの言葉あり常に鱗の貼りつくらしき
もの見るは目のみに非ず声のする方へ視線の走りてゆきぬ
ものを書くペンの先にと目の向ひ時には閉ぢて言葉を探す
生きてゆく営み常に目を誘ひ営みは永き努力をもてり
向ふ目は営み永き人類の苦難を越へし努を持てり
より大き命に向ふ眼にて工人画家の奥に住みたり
時永き努力住まはす眼にて永遠なるが己を開く
いつ死ぬか判らざれども一応は来年暮らす計算もする
目を閉ぢて全ての象消へゆくをわが残生の末何かある

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