「父と子の歌趣味」について

 2007年(平成19年)5月に父(長谷川利春)が永眠した時に、それまでに書き溜めていた短歌や随筆をまとめたいとずっと考えておりました。その後3巻の「遺歌集」を自費出版しましたが、より多くの方々に読んでもらおうと、2015年1月にこのホームページを立ち上げました。これまでの「短歌」「随筆」に加え、西田幾多郎氏に傾倒した哲学に関する論文も掲載しています。

 このような父に対し、私はオペラやクラシック音楽が好きなので、演奏会や音楽祭、また小説や映画、歌舞伎についても記事を書いていきます。さらに私の専門である生物学や医学の話題、旅行やグルメなど楽しいホームページにしたいと思っています。

 平安貴族達は和歌を即興で作り、ヨーロッパなどではサロンで即興的に音楽を作曲して、それぞれ歌にして披露しあい、交流していました。私の父も短歌の会で色んなところに出かけて交流し、私は内外の音楽祭において人や音楽との触れ合いを楽しんでいます。人が集まるところには歌があり、そこから生きていることを実感する「楽しさ、喜び」が生まれるものと思います。