ラ・フォル・ジュルネTOKYO2024

 2024年4月に琵琶湖でのクラッシック音楽祭の話を書きましたが、その後5月の連休に東京でラ・フォル・ジュルネTOKYO2024に行ってきました。ラ・フォル・ジュルネとは「熱狂の日」という意味で、フランス西部の港町ナントで1995年、アーテイステイックデイレクターの「ルネ・マルタン」によって始められています。「一流の演奏を気軽に楽しんでいただき、明日のクラシック音楽を支える新しい聴衆を開拓したい」という目的で、500近い演奏会を低価格で提供するものです。この活動は全世界に広がり、日本へは2005年から開催され、2020年から新型コロナのために中止させられましたが、昨年からようやく再開。今年は実に100を超える有料公演と多くの屋外での無料コンサートが行われるに至ったわけです。その演奏レベルは非常に高く、小林愛実やケフェリック(ピアノ)、成田達輝やシャルリエ(バイオリン)など、内外でも著名な音楽家の多くを聴けて充実しました。特に音楽大学在学中など、最近の若い演奏家の情熱と演奏技術には目を見張るものがあります。中でも今回ユニークな企画として、「0才からのコンサーコンサート」というのがあり、乳幼児からコンサートを聴けるというものでした。乳母車で会場に入り、勿論保護者が一緒ですが、曲が始まると子供たちが一斉に泣き出し、別の意味での「合唱?」が繰り広げられたのです。(2024.6.6)

 乳幼児からの音楽教育の重要性は「音楽の訓練」のところで述べていますので、ご参照ください。

屋外での無料コンサート:売り出し前の若い演奏家のデビュー戦にもなる
0歳からのコンサート