ショパンコンクール

やりましたね!

日本の27才と26才の2人。

そうです! 今年のショパン国際ピアノコンクール(ショパコン、図1))で2位の反田恭平さんと4位の小林愛実さん。

ショパン国際ピアノコンクール

何かの本で読んだのですがショパコンの審査は初期の頃は結構いい加減で、審査員の合計加点が同点の場合コインを投げて優勝者を決めたこともあったようです。ところが、1980年の第10回ショパコンで「事件」が起きました。審査員であったマルタ・アルゲリッチがユーゴスラビアのイーヴォ・ポゴレリッチが本選に選ばれなかったことに猛烈抗議して審査員を辞退した「ポゴレリッチ事件」です。

ピアノコンクールではチャイコフスキー国際コンクール、エリーザベト王妃国際音楽コンクールと並ぶ、最も権威のあるショパコンですが、あまり知られていないことだけにしておきます。

 「だって彼は天才よ」と言い残して途中でアルゼンチンに帰国したことだけが知られていますが「魂の無い機械がはじき出した点数だけで合否を決めてしまうのは遺憾で審査席に座ったことを恥じる」と述べ、当時の審査体制を批判しています。その後優勝者や第2位が無かったコンクールがしばらく続きましたがこのことが影響したかどうかは分かりません。しかしいずれにしても現在の厳正な審査による世界的なコンクールに2人の日本の若者が入賞したことは画期的なことでしょう。私が小・中学生くらいの時には近所の子供たちがこぞってピアノを習っており「これだけピアノ塾に沢山の人が行っているのに何故日本には世界的なピアニストやコンクール入賞者はいないんやろう」と斜交いに構えて見ていましたが、彼らやその親たちは先見の明があったのでしょうね。彼らをちょっと馬鹿にしていた私は今さらながら後悔すること限りなしです。(2021.12)